🍽️ カミカミヤ|新人バイト育成プラン(1日目〜7日目)
🟢 1日目:基本動作と接客マナーを覚える
笑顔・あいさつ・返事の徹底
店内の配置(テーブル番号、動線)を覚える
手洗い・消毒・身だしなみチェック
お水・おしぼり・パンの提供方法
食器の下げ方、ゴミの分別
賄いのルール、休憩・終業報告の仕方
① 笑顔・あいさつ・返事の徹底
内容 | 説明 |
---|---|
笑顔 | お客様と目が合ったら必ず笑顔で会釈。緊張していても「口角だけでも上げる意識」でOK。 |
あいさつ | 基本は「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」「失礼いたします」「お待たせしました」など。店内でスタッフとすれ違う時も「お願いします」など一声を。 |
返事 | 呼ばれたら「はい!」と明るく、短く。聞き返すときも「すみません、もう一度お願いします」で丁寧に。 |
② 店内の配置(テーブル番号・動線)を覚える
テーブル番号の確認:どこが何番か、地図を見て覚える(番号表を書かせてもOK)
動線:お客様の邪魔にならない歩き方を練習(「基本は左側通行」で、すれ違う時は譲る)
後ろを通る時は「後ろ失礼します」を徹底させる(包丁を持っている場合もあるので危険回避のため)「料理が出る場所」と「下げ物を戻す場所」の位置を理解させておく
- 電気のスイッチの場所
- OPEN作業
③ 手洗い・消毒・身だしなみチェック
項目 | ポイント |
---|---|
手洗い | 出勤時、休憩明け、トイレ後、料理提供前など必ず。30秒以上、指の間・手首まで。 |
消毒 | 手洗い後に必ず。アルコールは指先にしっかり。調理に触れる場合は使い捨て手袋も。 |
身だしなみ | 前髪・髪の毛はまとめる。爪は短く、香水・アクセサリー禁止。制服に汚れがないかも確認。 |
④ お水・シルバーの提供方法
お水:右手でグラスの下を持ち、左から提供。トレイを使うなら水平に持ち、お客様の正面で置く
シルバー:来店したら水とシルバーの提供をする。メニューがテーブルに置いてあるかも確認する
金属の小さい方は2名様で作っておく
籐(とう)の方は3名様で作っておく伝票の書き方
T番号
人数
担当者
ソフトドリンク類の短縮
アイスコーヒー=IC ホットコーヒー=HC
ホットティー(紅茶)=HC アイスティー=IT
ホットウーロン茶=HW アイスウーロン=IW
オレンジジュース=OR
グレープフルーツジュース=GF
- ジンジャーエール=G
⑤ 食器の下げ方、ゴミの分別
項目 | 内容 |
---|---|
下げ方 | 空いた皿を「下から重ねない」。お客様の会話の邪魔にならないよう静かに下げる。基本は右側から。 |
分別 | グラスと皿、カトラリー、鍋などは洗い場で分ける。ゴミは可燃/不燃で確認(場所も案内)。 |
トレイの扱い | トレイを使う際は、料理と食器が偏らないようバランスに注意。滑り止め付きがおすすめ。 |
※箸(はし)とストローは分別する
⑥ 賄いのルール、休憩・終業報告の仕方
賄い:事前に食べて良い時間を確認。自分の食器は自分で洗う
賄いを作る時は、勤務終了後に調理する休憩:時間が決まっているので、勝手に座らない。声をかけてから入る
終業報告:「本日ありがとうございました」→制服を整え、簡単な感想や気づきを伝える
次回の出勤時間を確認してから退勤
エプロンの置いていく場所
- 勤怠への記入
🟡 2日目:ホールの動き・お客様対応に慣れる
注文の取り方(聞き方・復唱)
オーダー伝票や端末の使い方
提供のタイミングと声かけ例
テーブルリセットの手順
キッチンとのやり取り(声のかけ方・連携)
① 注文の取り方(聞き方・復唱)
項目 | 内容 |
---|---|
声のかけ方 | お客様がメニューを閉じたり、目を合わせてきたら「ご注文お伺いしてもよろしいですか?」と声をかける。 |
書き方(手書き/端末) | メニュー名と数量を正確に記録。コースの場合は「5,000円コース ×2名様」のように記入。アレルギーの確認も必要。 |
復唱の仕方 | 自信がない時だけ「○○パスタ1つ、○○ピザ1つでよろしいですか?」と必ず復唱して、聞き間違いを防止する。 基本復唱はしない |
② オーダー伝票・端末の使い方
内容 | 詳細 |
---|---|
紙伝票の場合 | テーブル番号、時間、注文内容を記入。キッチンへ提出する順序も教える。 |
端末の場合 | 操作手順を一緒に確認し、間違えた場合の訂正方法も習得させる。メモ欄の使い方(アレルギーなど)も指導。 |
③ 提供のタイミングと声かけ例
シーン | 声かけ例 |
---|---|
料理提供時 | 「○○のパスタでございます。熱いのでお気をつけください。」 |
ドルチェ提供時 | 「こちら本日のデザート、白胡麻とミルクのビアンコマンジャーレです。どうぞごゆっくりお楽しみください。」 |
食後下げる時 | 「お下げしてもよろしいでしょうか?」→お客様の返事を待ってから動く。 |
④ テーブルリセットの手順
食器とグラスを全て下げる
テーブル・椅子を消毒シートで拭く(座面も)
箸・フォーク・スプーン・ナプキンなどをセット
お水とメニューを準備(ランチタイムはパンも準備)
テーブル全体を見直し、汚れ・忘れ物がないか確認
⑤ キッチンとのやり取り(報連相の基本)
内容 | 具体例 |
---|---|
注文の確認 | 「テーブル3番、5,000円コース2名です」など口頭確認も忘れずに。 |
料理の遅れ | 「◯◯、まだですか?」ではなく、「テーブル3番、コースのメインの確認お願いできますか?」と丁寧に。 |
取り間違えた時 | 正直に報告。「注文を一部間違えてしまいました。再度お願いできますか?」と伝える。 |
🔁 この日のゴール
接客対応が一人でできるようになる
注文を聞く → 復唱する → キッチンへ伝える → 提供する、までの一連の流れを体験
最低でも2テーブルの担当を任せてみる
🟠 3日目:キッチン補助と洗い場の基本
食器・調理器具の種類と位置を把握
洗い場の分担(グラス、皿、鍋)
盛り付け補助(サラダ・パンなど簡単なもの)
フォカッチャの温め方
廃棄・生ごみの処理方法
🔵 4日目:オーダー〜提供〜下げまで一通り担当
テーブル全体の流れを一人でやってみる
料理名と見た目を一致させて覚える
お客様とのアイコンタクトと間の取り方
レジや伝票確認の補助を始める
先輩とペアで接客シミュレーション
① 担当テーブルを1人で持つ(2〜3卓)
内容 | 説明 |
---|---|
お客様の入店時対応 | 「いらっしゃいませ」→人数確認→空いている席へ案内(混雑時は案内補助のみ) |
メニュー説明 | おすすめ料理・コースのご案内。「ご注文が決まりましたらお呼びください」も忘れずに。 |
オーダー取り | 正確に、復唱は必須。口頭確認+伝票・端末の両方でチェック。 |
提供と片付け | 料理名を伝えつつ丁寧に。「お皿お下げしてもよろしいですか?」などの声かけも実践。 |
② ランチ・ディナーの違いを理解
比較項目 | ランチ | ディナー |
---|---|---|
提供スピード | 速さ重視(回転) | 雰囲気・間の取り方重視 |
注文の傾向 | セット・軽食が多い | コース・単品・ドリンク注文が多い |
雰囲気 | 明るくカジュアル | 落ち着いた丁寧さ・高級感が必要 |
※時間帯により接客のトーン・テンポを変える意識を育てます。
③ 自分で動く力を養う(状況判断)
状況 | 指示なしでできる動き |
---|---|
お客様が水を切らしている | 注ぎ足す 提供の際に確認する |
テーブルが汚れている | お客様が席を立ったタイミングで素早く清掃 |
料理が出ていない | キッチンに確認(焦らず丁寧に) |
何をすべきか分からない時 | 他のスタッフやお客様の様子を見て、優先順位を考える練習(わからなかったら先輩に聞いてください) |
④ 会計・お見送りの補助
内容 | ポイント |
---|---|
レジの流れ | 「レジ打ち」はまだ補助に留め、先輩のやり方を観察しながら支払い対応を学ぶ |
お見送り | 「ありがとうございました。またお待ちしております」とドアの外まで気持ちよく |
- クレジットカード
- QRコード
- 交通系IC (スイカなど)
- Paypay これだけは連動していないので、読み込み
🔁 この日のゴール
注文~提供~片付けの一連を1人で回せるようになる
状況判断ができ、指示待ちではなく「自分で気づいて動く」意識を持つ
「お客様の満足感」を意識した接客ができるようになる
🟣 5日目:忙しい時間帯での応用
ランチピーク時の立ち回り練習
提供の順番管理(前菜→主菜など)
ドルチェやドリンク提供の補助
キッチンとの報連相の強化
クレーム対応時の報告体制を再確認
🟤 6日目:リーダー補助的な動きに挑戦
新しいバイトへの簡単な説明を任せてみる
小さなトラブル対応(例:水をこぼした時)
メニューの細かい特徴を覚えはじめる
洗い場や裏方の進行役を体験
指示を待つだけでなく自発的に動く意識
⚫ 7日目:ほぼ一人前として運用
一人でホール数卓を任せられる
忙しい中でもお客様に余裕のある対応
声かけ・笑顔・清掃など自主的な行動ができる
改めてメニュー知識をチェック(ペアでテスト)
店長からの評価フィードバックを受ける